昨夜、終電まで楽しく飲んで家に帰ってきたんですが。。。
駅から歩いて帰る途中、通り魔にあいました。。
時刻は、午前1時頃。
終電まで飲んでいたこともあり最寄り駅に着くと、わたし以外の人はほとんどいませんでした。
自宅に帰るには、2つのルートがあります。
少し遠まわりになるけど明るい道、もうひとつは近いけど街灯も無く人も通らない道です。
普段なら明るい道を選んで帰宅するのですが、昨日はかなり酔っていました。
1分でも早く自宅に帰りたい!という思いがあり、近道をすることにします。
街灯が全く無く、暗い道です。
酔ってたこともあり、鼻歌を歌いながら自宅を目指していました。
駅から少し歩くと、自販機があります。
そこに、一人の外国人を発見しました。
しかし、様子がちょっとおかしい。
おらぁ〜!
クソが〜!!
暴言を吐きながら、自動販売機を殴ったり蹴ったりしているではありませんか。
全力で自動販売機を殴っているので、物凄い音が聞こえてきます。
ボコっ!ボコっ!!
ガタンッ!!!
ちっ!何やってんだよ!!辞めろよ!!
心の中で叫びます。
実際に声をかける勇気はありません。
絡まれたら、たまったもんじゃありませんからね。
しかし、辞めさせたい気持ちもあり、外国人を横目にチラチラ見ながら通りすぎます。
通り過ぎた後も、何度も振り返りながら彼の様子を見ていました。
嫌なもの見ちゃったなぁ〜。
警察に連絡した方が良いよな?と思いながら自宅を目指します。
自販機から15メートル程過ぎたあたりでしょうか。
先程の外国人の声が聞こえてきました。
おいっ!
何見てるんだよ〜っ!!
さっきからジロジロ見やがって〜っ!!!
!!!
周りを見渡しても、わたし以外に誰もいません。。
完全に、自分に発せられた言葉です。
振り返って確認してみると、
おめぇだよ!おめぇ!!!
と言いながら、すでにわたしを追いかけて来ているではありませんか。。
外国人は、完全にラリっていました。
奇声をあげながら、走り迫ってきます。
サスペリアーっ!!
皆殺しだぁーっ!!!
よくわからない事を叫んでいます。
しかもよく見ると、右手にナイフをかざしています。
やばいっ!殺されるかもしれない。。。
人生で始めて、死を覚悟しました。
一気に酔いも覚め、全力で逃げます。
自宅までは、500m程でしょうか。
果たして逃げきれるのか?
わたしは85キロを超えるデブなんです。。
しかし、逃げきらなければならない。
捕まったら完全にヤラレる。。
何も考えず、全力で走って逃げます。
しかし、あまりの恐怖で足がもつれて途中転んでしまいました。
外国人との距離は5mもありません。
人間とは思えない表情をしています。
しかも右手にはナイフを持っており、今にも刺しかかってくる勢いです。
恐怖のあまり腰が抜けそうになりましたが、なんとか起き上がります。
手足が血だらけになりながら、全力で逃げます。
死が目の前に迫っていると、信じられないパワーが出るものなんですね。
奇跡的にも逃げ切り、自宅にたどり着く事が出来ました。
自宅に帰ると、妻が起きて待っていてくれました。
わたしの姿を見て、普通ではないことに気が付きます。
直ぐに、警察に連絡をしてくれました。
わたしの身体を確認すると、キズだらけでおでこ・膝・肘・手のひらから大量の血が出ていたんです。
転んだ時のキズが、かなり酷かったようです。
逃げている時は、怪我など全く気づかない程、切羽詰まった状況だったんですね。
自宅に帰ってから、かなりの痛みに気が付きます。
警察は、夜中にも関わらず直ぐに来てくれました。
連絡後、2.3分で自宅まで来てくれたんです。
事情を話すと、明け方まで自宅周辺を警備してくれることになりました。
警察官って、素晴らしい仕事ですね。警察官がいるだけで、気持ちがホッと和らぎます。
朝方まで警備をしてもらいましたが、何事も無く一夜を明かす事が出来ました。
先程、自宅周辺の安全を確認してもらい、警察の方は帰っていかれました。
まさか、自分が通り魔に会うとは。。
人生、何が起こるかわからないものです。
昨日は、物凄い経験をしてしまいました。
みなさん、夜道には充分注意して下さい!!
もし怪しい人を見たら、直ぐに警察に連絡をして下さい!
GPSで場所を確認し、危険な状況の場合は直ぐに助けに来てくれるようです。